㍿ザンザンザザザン

ザンの日常物語(意味不明)

ザン村長の日常2

第二話「事業と環境」
10月になり、ハデス村も秋の色に染まってきたある日のこと、ハデス村の村長、ザンは自宅周辺を散歩していた。
その時、
「お〜い!キリヤー!」
ザンを呼び止めたのは住民のたいへいた。熱い心をもった熊である。
「工業事業でソーラーパネル作ってくれよ!」
ソーラーパネルねぇ…とりあえずキリヤって呼ぶのやめてくれよ」
「頼んだぞーキリヤー!」
「話聞かんかいっ!!」

役場
「いいですねソーラーパネル!電気代の節約になりますよ!」
しずえは目を輝かせながら言った。
「でも募金しないといけないしあのアニマル共は募金ほとんどしないじゃねーかよ」
「う〜ん……」
「それにハデス村は他の施設とかでいっぱいなんだ。これ以上増やすことはできない。みんなの暮らしやすい村が俺の理想なんだから」
「そ、村長…!」
ザンがふと、しずえを見るとしずえは泣いていた。
「ど、どうした!?どこか痛いのか!?おい!!?」
しずえは泣きじゃくりながらこう言った。
「村長がここまで村のこと考えてるとは思ってもいませんでした…いつも遊んでばかりのイメージだったから…」
「ひでーな俺のイメージ…(あながち間違いではないが)」
しずえは涙を拭いて深呼吸、そして
「さっそくお仕事しましょう!頑張りますよっ!」
「いやお前話聞いたか!?事業はもうできねーよ!」
「何いってるんですか!この村の環境は今最高でもなく微妙のところなんです!木を増やしましょう!というわけで村長!」
しずえは木の苗を10個ほど渡してきた。
「今から木を植えてきてください!私はここを離れられませんので!」

そこにザンの姿はなかった。
「…!?ザン村長!!」
「重労働はいやだー!!」
「」
「やるならしずえよろしく!」
「ザ、ザン村長のバカーーーー!!」

秋の景色に染まりつつあるハデス村に、しずえの声が大きく響いた。


つづく